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date : 2007.07.25
price : ¥1,600(税込)
number : KCCD-278
新生 "The Cavemans"
奇跡のボーカリスト "KEEN" を迎え、新たなる進化!
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2007年4月、ボーカルKEENを正式メンバーに迎えたことで、名前は変わらずとも“新しいバンド”という解釈でスタートしたThe Cavemans。いわば、その“新しいバンド”として記念すべき初録音物となる、この「Soul Dub Monster」は、<土臭くて都会的.>――ひと言で言うと、そんな印象を残す作品だ。オリジナルメンバーであり、バンドの発起人であるIDはこう言う。
「KEENの声が都会的なんだよ。そこは、ボーカルを決める上で求めてた部分だった。やっぱり俺たちがこだわってるのは、ブラックミュージックだから。演奏が土臭い分、そうじゃない部分を表現してくれるボーカルっていう意味で、KEENがものすごくハマったんだよね」
土臭い演奏と都会的なボーカル。ともすれば、対峙したまま混じり合わない相反的なモノであるけれど、彼らの作品では、その2つの持ち味がごく自然に歩み寄り、絶妙にブレンドされている。この“気持ち良さ”こそ、The Cavemans の新しい形であり、持ち味と言えるかもしれない。
では、さっそく、その曲の内容について紹介していこう。
まずは、キーボード~ギターが軽やかな旋律を奏でるミディアム・アップの「The Appetinzing Cavemans」。ハンドクラップに合わせて“The Cavemans!”と掛け声が入るフックでは、フリースタイル的に歌われたかと思われるKEENの伸び伸びとしたフェイクを味わえる。オープニングにふさわしい登場感ある好チューンだ。
続くタイトル曲「Soul Dub Monster」は、ドラマティックな演奏展開でありつつも、全面的にルーツ色を強く感じるナンバー。キリキリと迫り来るようなエッジの効いた歌声にはシビれまくり! マイナーに抜けるファルセットも最高にかっこいい。“流れる音が誘う ココロ揺さぶる”という歌詞どおり、演奏陣の音に包まれて、ココロ揺さぶられているKEENの様子、そこにある熱気がストレートに伝わってくるかのライブ感あふれる楽曲だ。
一転して「カナリア」は、爽快なラヴァーズ・ロック。ほのぼのとした世界観が愛おしい歌詞はqimygoによるモノ。「詞のストーリーを考えてたときに、ふとカナリアが肩に止まった気がしたんです(笑)」と、語る本人のキャラクターも曲同様、愛おしい。思わず口ずさみたくなるキャッチーなメロディー、柔らかいタッチのボーカルが詞の世界観を助長する“あったかい”楽曲。
3曲目は、スティービー・ワンダーの77年の大ヒット作であり不朽の名曲「Sir duke」をカバー。原曲のホーン・パートをキーボードで再現、リズムはスロウ・テンポで裏打ちにアレンジされている。選曲に関しては、もともとKEENが「歌いたい楽曲」として提案したと言うけれど、ほかのメンバーにとっても然り。IDいわく「単純に演奏したいって思った曲。俺たちは、たまたま好きでレゲエのアレンジをしてるけど、ブラックミュージック全般、もっと言えばポップスが大好きだから。いいメロディー、いい曲、そういうものを演奏したいっていう欲は、常にある」とのこと。後半に進むにつれ、スティービーさながらといった様子で披露されるKEENの拳の利いた歌いまわしは、なにはなくとも必聴。
そしてラストを飾る「Lover」は、なによりU-key "Jumbo" naritaによって紡ぎだされるグルーヴィーなベースが印象的なミディアムスロウ。「長年やってたジャズのスウィング感が体に染み付いてる」というNaoya.Gの持ち味を感じさせるかのボサノバ調リズムも心地よく、しっとりした雰囲気でありながら、自然と体が揺れる楽曲に仕上がっている。ピアノとギターの音色は、終始やさしく柔らかく、それに呼応するかのようなKEENの歌声も限りなく甘い。そして歌詞も甘い。ファルセットのみで歌われるサビなどには、思わずうっとり。ため息すら出てしまう究極のスウィート・ナンバーである。
以上、5曲というコンパクトなサイズながら、多彩なアプローチが打ち出された本作は、The Cavemansのお披露目作としてふさわしい仕上がりと言えるだろう。“新鮮さ”はありながら、聴く時代を選ばない。そんな長年にわたり愛される要素たっぷりのスタンダードな音楽だと思う。それでいて、「早く次が聴きたい!」そう思わせてしまうのも、この作品の魅力。
「今すでにあるスタイルをやってもしょうがない。この5人だからできる新しいことをやっていきたい」とIDは語るが、その言葉どおり、次も、また次も、彼らは、聞き手の期待を裏切らないフレッシュな音楽を届けてくれるはずだ。
なにはともあれ、The Cavemansは新たな一歩を踏み出した。その輝かしい出発を祝うべく、第一作目となる「Soul Dub Monster」を心ゆくまでたっぷり味わってみてほしい。
2007年6月 岡部徳枝
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Tracklisting
01. The Appetizing Cavemans
02. Soul Dub Monster
03. カナリア
04. Sir DUKE
05. LOVER
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Info
The Cavemans Official Web Siteはこちら↓↓↓
http://www.thecavemans.net/
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