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style : Breakbeats / Electro
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アメリカで誕生したヒップ・ホップと、イギリスで大きな成長を遂げたブレイクス。サウンドの骨組みの部分や手法はほぼ同じにも関わらず、歩み寄りそうで今いち完璧に融合することの無かったこの2つの音楽。それはラップがある、ない、という簡単なことでは解決できない“何か”がそこには存在し続けたからに違いない。僕が思うに、やはり根本的な部分、すなわち文化や背景の違いが大きな壁になっているのだと思う。ヒップ・ホップとブレイクスという2つの音楽を同じように愛し、尚且つ熟知すること、互いの文化を理解することのできるアーティストが今までいなかったのだろう。しかし、その2つの音楽を見事に融合させることに成功したアーティスト/アルバムが登場した。それが、この「KRAFTY KUTS」によるデビュー・アルバム「Freakshow」である。 「KRAFTY KUTS」こと「MARTIN REEVES」は、イギリスの南海岸に面した町ブライトンを拠点に活動を続けるプロデューサーだ。弱冠17歳の時には既にDJのコンテストでその非凡な才能を見せ数々のタイトルを取っていたという。そして今からちょうど10年前、’96年に「KRAFTY KUTS」と名乗りトラックの制作をスタート。同年に作ったダブ・プレート「Gimme The Funk (後にSOUTHERN FRIEDからリリースされる)」が、ダンス・ミュージック界の帝王に君臨する「FATBOY SLIM」こと「NORMAN COOK」の目に留まり一躍ブレイクすることとなるのだ。それをきっかけにして、名門「MINISTRY OF SOUND」傘下に位置するレーベル「FSUK (THE FUTURE SOUND OF THE UNITED KINGDOM)」と契約し3枚のシングルをリリース、その後も「PLUMP DJS」を擁する、現在のブレイクビーツ・シーンを牽引する「FINGER LICKIN’」や、「FREDDY FRESH」主宰によるミネソタの「HOWLIN’」、「DEEPCUT」など数々のレーベルからリリースを重ねていく。また本アルバムにも参加している若き才能「A.SKILLZ」とのユニット「KRAFTY SKILLZ」や、覆面プロジェクト「TRICKNOLOGY」名義で良質なマッシュ・アップ作品のリリース、リミキサーとしても「SANTOS」や「FREESTYLERS」といったブレイクス・シーンの作品のみならず、「JURASSIC 5」や、「ERIC B & RAKIM」、「AFRIKA BAMBAATA」といったヒップ・ホップ・フィールドの作品も手掛けるなど実に多岐に渡り活躍をしてきたのだ。それらの功績が結果となり、’01年にはコカ・コーラやプレイステーションのCM、「GUY RICHIE」プロデュースによる映画「Mean Machine」に彼の楽曲がFEAT.されるなどその知名度を不動のものとする。DJとしてもブライトンの「SUPERCHARGED」を筆頭に、ロンドンの「FABRIC」、マンチェスターの「SANKEY SOAP」、ブリストルの「BLOWPOP」など数々のクラブでレジデントの座を掴み、昨年に続き今年もブレイクビーツ界で最も権威のある「BREAKSPOLL 2006 AWARDS」でベストDJを受賞するなど、今や世界中を駆け回るトップDJの一人としてその名を轟かせ続けていることは言うまでもない。
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